100%再生可能電力エネルギー利用による
CO2ゼロ製造(RE100)
SDGs持続可能な開発目標に向けての取り組み
MESSAGEメッセージ
私たちは、「きれいな工場でしか良い印刷物はつくれない」というポリシーを掲げ、「日本一きれいな工場」を自負しています。
1998年から環境配慮型印刷会社の生産工場を目指し、継続的かつ積極的に環境活動に取り組み、効果をあげてきました。2007年にはそうした取り組みが評価され、印刷産業環境優良工場「経済産業省 商務情報政策局長賞」を受賞しました。
現在の社会情勢のなかで、無駄なものを作らず、いまある資源を最大限活用して、経済活動を活性化していくことは非常に重要です。
こうした環境活動だけではなく、経済的・社会的活動にも取り組みをさらに拡げ、「サステイナブルなビジネス」「CO2ゼロの製造」「ひとづくり」の3つをコンセプトに、国連が掲げる「持続可能な開発目標」に対して真摯に取り組んで参ります。

SDGsとは
「持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals」の略称で、2030年までの達成を目指し、17の目標と169のターゲットが掲げられています。
持続可能な社会を実現するために、全ての国家、政府、企業、個人が広く協力し、貧困・教育・保健・雇用など社会的な側面と同時に、気候変動・環境保護などの問題に取り組んでいます。
(参考:2030アジェンダ | 国際連合広報センター)

地球環境に優しいCO2ゼロの製造オペレーション
私たちは「きれいな工場でしか良い印刷物はつくれない」というポリシーを掲げ、「日本一きれいな工場」を目指しています。
そうした取り組みを生産現場だけでなく全拠点に拡大し、再生可能エネルギーの活用を推進。環境負荷軽減と生産性向上を両立し、事業活動を行っています。
2021年4月より、MICからの
温室効果ガス(CO2)排出量がゼロとなります
MICでは、J-クレジット利用による温室効果ガス排出枠の購入、全営業・生産拠点での100%再生可能電力(RE100) への切り替えによって、環境省のガイドラインにおけるScope1、2での温室効果ガス排出ゼロを実現しました。
日本の印刷業において、Scope1、2での温室効果ガス排出ゼロを達成しているのはMICを含め数社のみとなっております
J-クレジット購入を通じた
環境保全活動への支援

- Scope1~3とは
- 事業活動において、事業者を含んだサプライチェーン全体の温室効果ガスの排出を区分したものが「Scope1~3」です。
- Scope1事業者自身による温室効果ガスの直接排出
- Scope2他社から供給された電気等の使用に伴う間接排出
- Scope3Scope1、2以外の間接排出(購入製品・サービスなど15カテゴリ)
世界的な温室効果ガス(GHG)排出量の算定、報告の基準である「GHGプロトコル」をもとに、日本では「サプライチェーン排出量の算定と削減に向けて(参考:環境省HP)」というガイドラインが定められています。
それらに基づき、Scope1~3の排出量の合計を「サプライチェーン排出量」と定め、事業活動全体を通して温室効果ガス排出量の削減が求められています。
SBT認定を取得
MICは、温室効果ガス排出削減目標のグローバル基準である「SBT」の中小企業向け認定(Small and Medium-Sized Enterprises (SMEs))を取得しました(2021年6月)。
SBTは63か国で1538社、うち日本では137社(2021年6月時点)が認定され、印刷業界においては当社を含めて5社となっています。(参考:環境省HP)
SBT認定に当たり、当社が掲げた温室効果ガス排出削減目標は以下になります。
- Scope1工場やオフィス、輸送車両などで使用する燃料の燃焼
- Scope2電力の使用
上記Scope1、2の絶対GHG排出量を、2018年の基準年から2030年までに50%削減します。
- Scope3排出量を測定して削減することを約束します。
SBT認証情報はこちら(Science Based Targets サイト)

- SBTとは
- Science Based Targets=”科学に基づく目標”の略称で、パリ協定が求める水準と整合した、企業による温室効果ガス排出削減目標のことです。
認定を受けることで、基準年から5~15年先を目標に、サプライチェーン全体(Scope1~3)で、パリ協定の定める「世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準、または1.5℃に抑えること」に向けて目標を設定し、Scope1、2での温室効果ガス排出量と進捗状況を毎年公開します。
クライアントのサプライチェーン(Scope3)におけるMIC
Scope3の排出量算出は非常に難しく、実際の排出量データを提出できるサプライヤーから製品・サービスを購買することで、Scope3の排出量を正確な数値に近づけることができます。
クライアントにとってのScope3を考えた場合、MICからの製品・サービス購入はScope3の15カテゴリ―のうち、「Category1:購入した製品・サービス」に相当します。MICはSBT認定およびScope1、2における温室効果ガス排出量ゼロを達成していますので、サプライヤーとして、クライアントのScope3における温室効果ガス削減に対して貢献することができます。
(参考:環境省HP)
FSC®認証を取得

認証情報はこちら
FSC®認証は、適切に管理された認証林やその他責任をもって調達された原材料で作られた製品に認証ラベルを付けて消費者に届ける仕組みです。
パッケージやカタログなど、消費者の目に触れる印刷物にFSC®認証のマークを表示することで、その企業が環境に配慮し製造を行っていることの証明となり、SCR活動の上で重要な役割を果たしています。
FSC®森林認証マークを製品に印刷、表示させるには、森林の管理、製紙、紙卸、印刷、加工とすべての工程において認証が必要となります。MICもFSC®認証を取得し、その取り扱い規定に則り、適切な管理を行っています。
方針声明書はこちら
- FSC®とは
- Forest Stewardship Council® (FSC®)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とする国際的な非営利団体です。FSC®は、環境、社会、経済分野の利害関係者の合意によって支持された、責任ある森林管理の原則に基づく規格を定めています。
- FSC®森林認証制度とは
- 国際的な規格をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、その他適切な森林資源の使用につながる原材料を使用した製品にFSC®ラベルを付け、認証品として販売できる制度です。
NonVOCインキの使用
揮発性有機溶剤の削減
VOC除去装置によるVOC除去率90%以上
島津システムソリューションズと愛媛大学が
共同開発し、国内で初めて導入。

非効率と無駄をなくす
サステイナブルなビジネスソリューション
私たちの事業の根幹を支える「Engineered Central Fulfillment」は、お客様のニーズに合わせた変種変量の生産・在庫・キッティング・ロジスティクスを提供します。
特に店舗での広告・販促施策において、同一品を大量生産する時代から、「必要なものを、必要なだけ生産する」時代に移り変わっています。
不要なもの、廃棄されるものを削減しながら、事業価値を最大化することために、非効率な業務オペレーションの改善を行っています。

ひとを中心にした組織マネジメント
当社は会社経営において最も重要な要素を「ひと」と考え、「人に投資する会社」をテーマに、教育、採用活動を続けています。
そのなかでも、教育は特に注力し、「日本一勉強する会社」を目指して、年間200時間(就業時間の10%)を教育、研修(社内外・国内外の他社視察)、自己研鑽に充てる時間としています。
これらの取り組みや経営を参考にしたいという声を受けて、私たちの工場には年間300社、過去21か国の企業から見学に訪れます。
また雇用面でも外国籍社員の登用や技能実習生の受け入れ、女性正社員比率50%など、今後、ますます進んでいくグローバル化、ボーダーレス化を実現すべく、様々な人材雇用を推進しています。