TOP MESSAGE 投資家の皆様へ

Together we learn,
Together we go.
皆様と、共に学び、共に歩む

この度、私たちMIC株式会社は東京証券取引所スタンダード市場に上場する運びとなりました。
これもひとえに、これまで支えてくださった皆様の温かなご支援とご指導の賜物であり、心より感謝申し上げます。

MIC株式会社 代表取締役会長
水上 光啓

ビジネスモデルを世界に求めて

創業以来、長らく印刷会社として経営を続けてきましたが、常に感じていたのが「変わらないといけない」という危機感でした。世の中が想像以上のスピードで変化していくなか、我々はどう変化していけるのか。転機が訪れたのは2000年半ばでした。デジタル化が急速に進む中、印刷業からの業態変革のヒントを求めてイギリスやアメリカの印刷会社へ視察に行き、何か変化の手掛かりがないか必死に模索しました。
そこで出会ったのが「フルサービス」という概念であり、「1ドルの印刷物の周りには、6~8ドルの付帯サービスがある」という言葉でした。
印刷だけを見れば市場は縮小しているかも知れませんが、その周辺の付帯サービスに目を向ければまだまだやれることがある。販促物を作れば、それを全国の小売店舗に配送する仕事もある。包装箱を作れば、その中身を詰めて製品化する仕事もある。そうであれば、自分たちが全部引き受ければ良いのではないか。
これが「360°フルサービスカンパニー」の始まりでした。

こだわってきたのはひとづくり

フルサービスカンパニー。これは絶え間ない挑戦を続けながら、お客様の困りごとを全て解決していくというビジネスモデルに他なりませんが、こうした挑戦と成長を可能にしているのは何か。
それは人であり、会社のカルチャーであり、風土であると考えています。1989年に初めて総合職採用をした際の募集広告にも、「人、人、人、ホントに人中心」と記載をしたほど、社員ひとりひとりが中心となり活躍するカルチャーを大事にしており、今もその想いは変わっていません。
社員全員が目の前のお客様に向き合い、お客様以上にお客様のことを理解する。
社員全員がコンサルタントとして、日々改善を提案・実行していく。
激動する時代の中で、既存の常識や概念にとらわれることなく新たなビジネスモデルを追求しながら、社員一丸となって邁進してまいりました。これからも、創造性と柔軟な発想をさらに磨き上げ、360°フルサービスカンバニーとして、未来を切り拓く斬新な価値を創造してまいります。
引き続き、変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

株主の皆様には、
日頃よりMICをご支援いただき
厚く御礼申し上げます。

この度、MICは東証スタンダード市場に上場を果たすことができました。
ようやく私たちが目指す姿に向けて、そのスタート地点に立てた思いでいます。
私たちが果たそうとしているもの、いくつかの考え方をこの場でお伝えしたいと思います。

MIC株式会社 代表取締役社長
河合 克也

お客様の課題、そして社会課題に徹底的に向き合っていく

私たちが今回上場を決めた一番の理由は、MICはこれから未来に向かってさらに強くお客様の課題、そして社会課題に向き合っていきたいと考えたからです。
これまでもMICは顧客第一主義を掲げて、徹底的にお客様の課題に寄り添うことを果たしてきました。結果として「360°フルサービス」というお客様の課題をすべてお引き受けするビジネスモデルに辿り着き、①コンサルティング、②常駐サポート、③クリエイティブ、④IT・テクノロジー、⑤ものづくり、⑥フルフィルメント、⑦フィールドサポートといった7つの機能を駆使して顧客課題を解決するサービスにご支持をいただいてきました。
これからは個社ごとの課題解決だけではなく、業界や社会といったより大きな課題に向き合うことを固く決意し、社会全体から支持される会社に進化していきたいと考えています。

デジタル×フィジカルで企業の未来にイノベーションを起こす!

私たちが掲げるVISIONの中で、“フィジカル”という言葉を用いています。
これは実在するもの、物体のあるものといった概念で、私たちMICが実在する現実社会の中で“手触りのあるもの”にも強く重きを置いていることを示しています。そして、これらは新たなテクノロジーの登場によって、さらに進化していく可能性を感じています。デジタルとフィジカルの出会いによって、これまでになかった仕組みやサービスを生み出し、これをお客様と社会に提供し続けていくことが私たちの使命であると考えています。
デジタルとフィジカルの融合、これこそがMICが織り成すイノベーションです。

人をつくり、組織をつくり、事業をつくる

こうしたイノベーションを生み出す源泉となるもの、それはやはり“ひと”以外にないと考えています。
これまでもMICはひとを中心とした組織づくりを掲げて、本気で人に投資をしてきましたが、これからもこの考えがブレることはありません。「日本で一番勉強する会社を目指す」と掲げ、採用、教育、制度、評価、健康、これらにさらに磨きをかけ、MICで働くすべての社員の幸せとともに、社会にとって価値のある事業の創造を継続していきたいと思います。
今回の上場を機に、また私たちが掲げるVISIONの元に、これからも数多くの出会いがあることを楽しみにしております。

永続的な成長と高収益の事業を創出する

そして私たちが目指す企業のあり方は、打ち上げ花火のようなものではなく、永続性と高収益を併せ持つ企業です。永続性においては、7~15%の成長を毎年100年続けられる、そんな事業や企業文化を持つ会社を目指し、収益性においては10~20%の利益率を創出できる独自性や付加価値のあるサービスにこだわっていきたいと考えています。それらを果たすために、 お客様に徹底的に寄り添い、長くお付き合いできる事業を創造していきます。
360°フルサービスと、デジタル×フィジカルで、競合のない独自のサービスを創り続けていきます。ひとを主役として、時代の流れに適応した変化対応業であり続けたいと思います。
中長期にわたる株価成長と利益還元を果たすべく、経営陣と全社員と一丸となって取り組み続けてまいります。