- プレスリリース
自社からの温室効果ガス(CO2)排出量ゼロを実現/全営業・生産拠点における1,573トンの排出量を2021年4月からゼロに
【プレスリリース】
マーケティング・オペレーションの改善・最適化を一気通貫で支援する水上印刷株式会社(本社:東京都新宿区、 代表取締役社長:河合克也、以下水上印刷)は、「自社からの温室効果ガス排出量ゼロ」を実現しました。
日本政府は、温室効果ガスの2030年度の削減目標について、2013年度と比較して46%削減すると表明しました。世界的に脱炭素社会の実現が目指される中、水上印刷も脱炭素社会の実現に向けて、様々な取り組みを実施しています。
1998年から環境配慮型印刷会社の生産工場を目指し、2007年には取り組みが評価され、印刷産業環境優良工場「経済産業省 商務情報政策局長賞」を受賞しました。そうした取り組みを生産現場だけでなく全拠点に拡大、再生可能エネルギーの活用を推進し、環境負荷軽減と生産性向上を両立した事業活動を行っています。
■温室効果ガス(CO2)排出量ゼロを実現
この度、全営業・生産拠点における100%再生可能電力(RE100) への切り替え、J-クレジット(※1)利用による温室効果ガス排出枠の購入によって、環境省のガイドラインにおけるScope1、2(※2)での温室効果ガス排出ゼロを実現しました。
(※1)J-クレジット:国が認証するJ-クレジット制度により認証されたクレジットです。J-クレジット制度は、温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が認証する制度です。(参考:Jークレジット制度)
(※2) Scope1~3:事業活動において、事業者を含んだサプライチェーン全体の温室効果ガスの排出を区分したものが「Scope1~3」です。世界的な温室効果ガス(GHG)排出量の算定、報告の基準である「GHGプロトコル」をもとに、日本では「サプライチェーン排出量の算定と削減に向けて」というガイドラインが定められています。(参考:環境省HP)
・Scope1 事業者自身による温室効果ガスの直接排出
・Scope2 他社から供給された電気等の使用に伴う間接排出
・Scope3 Scope1、2以外の間接排出(購入製品・サービスなど15カテゴリ)
■グローバル基準「SBT認定」を取得
水上印刷では、温室効果ガス排出削減目標のグローバル基準である「SBT (※3) 」の中小企業向け認定(Small and Medium-Sized Enterprises (SMEs)を2021年4月に取得しました。
SBTは世界60か国で1245社、うち日本では91社(2021年3月時点)が認定され、印刷業界においては当社を含めて5社となっています。(参考:環境省HP)
【水上印刷が掲げた温室効果ガス排出削減目標】
•Scope1 工場やオフィス、輸送車両などで使用する燃料の燃焼
•Scope2 電力の使用
※上記Scope1、2の絶対GHG排出量を、2018年の基準年から2030年までに50%削減します。
•Scope3 排出量を測定して削減することを約束します。
(※3) SBT:Science Based Targets=”科学に基づく目標”の略称で、パリ協定が求める水準と整合した、企業による温室効果ガス排出削減目標のことです。
■今後の展望
地球温暖化防止やSDGs(持続可能な開発目標)に対する取り組みとして、温室効果ガス削減は非常に重要な取り組みです。今後も水上印刷は責任あるマーケティング・オペレーション・サプライヤーとして、自社並びにお客様となるクライアント様とのサプライチェーン全体で、温室効果ガス削減に関して積極的に取り組んでまいります。