RISK and
COMPLIANCEリスク・コンプライアンス

会計・財務リスク

原材料高騰、会計基準の変更、為替金利の変動など外部要因により利益が圧迫され、会社経営に影響を与える可能性が考慮される。また与信管理や税務管理などガバナンスが効いていないことによる対外的な信用低下リスクもはらんでいる。

人事・労務リスク

労災、過重労働、ハラスメントは従業員や家族との訴訟問題に発展する可能性があり、会社の運営に大きく影響する。従業員の側に責任がある場合も同様にクライアントに対する信用リスクがある。また人手不足は事業活動の足かせになるリスクをはらむ。

情報セキュリティリスク

情報システムとそのデータについて大きな損害を生じる可能性がある。
またシステムの脆弱性をつく形で不正アクセスなどの脅威が発生する可能性もある。
世間的な関心も高いため、顧客の信用低下につながる恐れがある。

顧客競合リスク

事業戦略の失敗や技術開発の遅れにより、PLに大きく影響を与える危険をはらむ。
また競争の激化や事業ポートフォリオの偏りによって売上停滞が発生し、財政状況に影響を及ぼす可能性がある。

仕入購買リスク

購買業務の属人化や仕入れ価格の高騰による利益を圧迫するリスクがある。顧客への価格転嫁交渉や取扱い商材の集約、また担当と役割を明確化することで管理体制の強化と透明化が必要。

生産品質リスク

製品の遅配・誤配、要求品質からの逸脱が顧客の信頼低下を招き、ひいては売上の喪失につながる危険がある。

法務・ガバナンスリスク

企業経営において公正な判断や運営がされるようにさまざまな視点から監視・統制し、故意・過失を問わず法令違反を防止する仕組みを構築する必要がある。強化するには、内部統制の整備と構築が重要となる。

災害・事故リスク

災害・事故リスクは発生する確率こそ低いが、発生すると会社の経営に大きな影響を与えやすい。そのため、事前に発生した場合の行動計画やマニュアルを作成する。
リスクを分離・分散するなどのリスクマネジメントが大事となる。

政治・経済リスク

他リスクに比べて回避や対抗策を講じるのは難しい。一方で、環境変化は損失だけでなく利益を生む可能性もあるため、利益を逃さないようにマネジメントが必要なリスクである。