色・インキ

JAPAN COLOR

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JAPAN COLORは日本のオフセット印刷の色の標準化のために策定された。
国際標準として規定されているISO 12647-2との整合性を整えている。

以前はインキメーカーが出荷しているプロセスインキは各社の独自基準で作られており、使用するメーカーによって出来上がりの色に差があった。
これをできるだけ近づけようというのがそのスタートである。日本印刷学会のもとIS0/TC130国内委員会によって制定された。

1995年に最初の基準となるSF90というインキが発表された。これはインキメーカートップ2のDICと東洋インキのプロセスインキを50%ずつ混ぜたものであった。
1997年に「JAPAN COLOR 色再現印刷97」が発表された。プロセスインキのベタのL*a*b*と50%ドットゲインが規定され、実際に印刷されたサンプルが添付された。
その後、JAPAN COLOR 2001、JAPAN COLOR 2007、JAPAN COLOR 2011が策定されている。

現在ではJAPAN COLOR認証制度ができており、「標準印刷認証」「マッチング認証」「プルーフ機器認証」「プルーフ運用認証」「デジタル印刷認証」に分かれている。
JAPAN COLOR 準拠のプロファイルとして「JAPAN COLOR 2011 ICCプロファイル」も準備されている。

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