最後になったがオフセット枚葉印刷機の運転に当たって、最も大事なこと。
それは「安全」である。
現在の機械は、あらゆる場所に安全のためのセンサーや安全装置がついている。それでも印刷機の運転中にケガをするオペレーターは存在する。例えば、運転中に版面やブランケットに付いたごみを除去しようとして、回転しているにもかかわらずゴミ取り作業をしたために手を挟まれた、などである。
安全装置がついているにもかかわらず、装置を切っているのである。回転しているシリンダーやローラーには決して触ってはいけない。
機械が汚れていたり、印刷工場の整理整頓ができていない会社で起こることが多い。
当社では20年前からポルフ活動という改善活動を行っている。その最初の活動が4Sである。
「きれいな工場でしか良い印刷物は作れない」これが多摩工場のキャッチフレーズである。
印刷機の機長になるための機長認定試験という社内制度があるが、最も重要視しているのが「安全作業」である。「安全」と「4S」、決して忘れてはいけないことである。