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オフセット印刷のトラブル その2

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ショック目

インキ着けローラーや水着けローラーが回転中に過剰なショックを受けることにより、ショックを吸収した部分のローラーの表面速度が瞬間的に変化し、咥えに平行な帯状の筋目が出る。
版胴が欠けている部分は着けローラーは無圧状態になるが、版胴と接する際にショックを受けることになる。
筋目が濃く出る場合はインキ着けローラー、薄く出る場合は水着けローラーが原因と考えられる。

ショック目対策
1.ニップ幅を小さくする
2.ゴム硬度が適切か、硬度計で確認し、不良の場合はローラーを交換する
3.定期的なグレーズ除去、ローラー清掃をする(グレーズ:インキ残滓、紙粉、湿し水の薬品などでゴムローラー表面の凹凸がなくなりツルツルになること)
4.古くなったローラーは交換する(そのためにもローラー交換の時期を記録しておく)
5.水着けローラーの下部にライダーローラーを取り付ける
6.グレー特色など目立ちやすい場合は、2胴刷り、3胴刷りで印刷する

インキローラー、水棒交換記録

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